「ダクト」とひと口にいっても、設置箇所によって換気や排煙など求められる要素は異なります。以下では店舗・オフィス・複合ビル・工場などに設置されているダクトをご紹介します。以下でそれぞれの特徴を確認し、設置箇所に合ったダクト選びにお役立てください。
温度と湿度のコントロールのために設置されるダクト。中規模以上のビル施設、人が多く集まる空間には必ず設置されています。目標物へ直接風を送るスポット空調などにも使われ、室内空間を快適に維持します。
室内に溜まった汚れた空気を室外に出したり室外の新鮮な空気を取り入れたりするためのダクト。人がいる建物には法的に設置が義務付けられ、ありとあらゆるところに設置されています。
排気ダクトの中でも特に調理時の油や煙、水蒸気などによって汚染した空気を捨てるためのダクト。集煙フードや油分除去装置、万が一の火炎延焼防止装置を設置するのが主流です。焼肉店や中華料理店はもちろん、パン屋さん、ケーキ屋さんでも目にします。
大規模な建物には必ずといっていいほど設置されるダクト。火災発生時に避難を容易にするため、煙を勢いよく外へ排出します。普段は使われることはありませんが、万が一の時には人々の生命を守るのに役立てられています。